症例紹介

マイクロスコープを用いたフラップ手術|SRPでは除去できない歯石を精密に除去した症例

    • Before

    • After

  • 症例情報

    主訴 歯茎が下がって歯石がついている・歯茎から出血する
    診断名 中等度〜重度慢性歯周炎
    年齢・性別 50代・男性
    治療期間・回数 半年〜1年
    治療方法 歯周基本治療(ブラッシング指導・スケーリング・SRP)を行いましたが、一部の部位では深い歯周ポケットが残存していました。
    そのため、局所麻酔下でマイクロスコープ(歯科用顕微鏡)を使用したフラップ手術を実施しました。
    歯ぐきを開き、肉眼では確認できない歯石や感染組織を拡大視野で丁寧に除去し、歯根面を滑沢化しました。
    マイクロスコープを用いることで、より精密な処置を行い、歯肉へのダメージを抑えながら治療を進めました。
    費用 保険診療
    デメリット・注意点 ・術後数日間は腫れや痛みが出ることがあります。
    ・一時的に知覚過敏が生じることがあります。
    ・歯周病は生活習慣病でもあるため、セルフケアや定期的なメインテナンスを継続しないと再発する可能性があります。
    ・歯周病の進行状態によっては、すべての歯周ポケットが改善するわけではありません。
  • 治療詳細

    マイクロスコープを用いたフラップ手術とは

    歯周病が進行すると、歯ぐきの深い部分に歯石が付着します。

    通常の歯周基本治療(SRP)で多くの歯石は除去できますが、歯周ポケットが深い部位や歯根の複雑な形態では、器具が届かず歯石が残ってしまうことがあります。
    そのような場合にはフラップ手術を行い、歯ぐきを開いて歯根を直接確認します。

    フラップ手術で歯ぐきを開くと、SRPでは取り切れなかった歯石(黒丸部分)が歯根面に付着していることが確認できます。マイクロスコープを用いて拡大視野下で確実に除去していきます。
    肉眼では見落としやすい歯石まで確認できるため、より精密な歯周外科治療が可能となります。

  • マイクロスコープを使用するメリット

    マイクロスコープを使用することで、

    • 細かな歯石の取り残しを減らせる
    • 歯根表面をより精密に処置できる
    • 必要最小限の切開で処置しやすい
    • 歯肉への負担を抑えやすい
    • 治癒しやすい環境づくりにつながる

    といったメリットがあります。

    当院では歯をできるだけ長く残すため、拡大視野での精密治療を積極的に取り入れています。